私達、浜松凧有志の会が物資を送っている団体の1つでolive-leafsさんがあります。
-線以下の文章はolive-leafsさんのブログのコピペです。
現地は大変悲惨な様子です。
この状況を打開するために皆さんのご協力を求めています。
olive-leafsさんのブログ
http://oliveleafs.exblog.jp/
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本当にありがとうございます。
四日市運送さんには感謝の言葉しか浮かびません。
皆さまにご協力いただいた支援物資を四日市運送さんが届けてくれました。
下記は、四日市運送株式会社 樋口社長からのメールです。
5月28日~5月30日の活動報告になります。
最後まで読んでいただきたい内容です。
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返信が遅くなりました。昨日午後8時過ぎに南三陸町を出発しましたが、
疲れのため全員途中で爆睡してしまい、結局会社には本日午後14時でした。
現地の状況ですが、想像を絶するという言葉が身に沁みました。
どこへ行っても瓦礫の山、魚の腐った臭い・・・心が折れそうになりました。
せめてもの救いは出会った人々が比較的明るかったこと、子供たちの笑顔でした。
山田町では、海岸線にあるB&G海洋センターへ先に立ち寄りましたが、
入口にある老人介護施設の凄惨な状況に目を疑いました。
少し高台にあるにも拘わらず、屋上にポルシェと漁船が乗っています。
内部にはまだ暮らしが存在した頃の生活用品が無残な形で残されていました。
ここにいた入所者はどうなったんでしょう・・・。
海岸にも目をやりました。かつては白砂青松であったであろう場所は
松の木が海水の影響か立ち枯れのような状態、砂浜もゴミの山でした。
内陸に目を向けると陥没して池のようになった凹地があり、手前には集積され
高さが10mになろうかという莫大な瓦礫の山。
そして、その先のかつて市街地だった場所は―何もありません。
TVの報道では何度も目にした光景が、現実に目の前にあるんです。
全員言葉が出ませんでした。皆で市街地に向かって手を合せました。
まだこの中に必ず取り残されているであろう行方不明者の方々の無念を思うと
思わず涙が出ました。
その後お邪魔した家の方がお元気であったことが本当に嬉しく、
お預かりした物資をお届けできて先ずはolive-leafsの皆様との
約束を果たせたと安堵しております。
TVやマスコミの報道は事実を隠しています。
皆が秩序を守って助け合っている?
少なくとも我々が2日目に行った所は、違っていました。
勿論全部が全部ではなく一部の人だと信じたいですが、
物資を配る準備をしている横から勝手に持ち出す人、
列に割り込んでわれ先に、しかも手当たり次第に物を奪っていく人。
何より許せなかったのは、小さい子供を押し倒してまで物資に群がる高齢の中年女性!
さすがに怒鳴りました。
「こんな略奪するような所へは善意の品を持って来たくないっ、
こちらも善意で運んで来たんやから協力せんかいっ。
こんなんやったらケガ人が出るでもう引き上げるわっ」・・
思わず関西弁で怒った自分に社員が驚いていましたっけ。
でも、折角各地から善意で託して戴いた品々を目の前で奪い合い、
破られたり壊されたりすることには我慢出来ませんでした。
小さな赤ちゃんを連れていた女性はその凄まじさに我が子の危険すら感じ、
遠巻きに見つめるだけでした。騒ぎが落ち着いてから、その子を預かり、
まだトラックに残してあった品を見てもらったんです。
赤ちゃん、震えていました・・・。
でも、この現実を見て、一日も早くこんな状況から抜け出してもらいたい、
まだまだ物資の提供を呼び掛けなきゃいけないと痛感しました。
やはり伺っていた通り、行政などの支援は次々に打ち切られています。
陸前高田でも、仮設住宅に入った途端に支援物資の提供が打ち切られたと
切実な話も聞きました。
これから暑い夏になります。衛生状態も悪いです。
支援する物資も刻々と変わり、またそのニーズに即した供給が求められると思います。
私共のような小さな会社の能力だけでは限界があります。
行きたくても行けない現実が立ちはだかっています。だからこそ支援の輪を今以上に
拡げる必要があり、長期に亘る支援が必要なのだと改めて認識しました。
我々の力で行ける避難先は全体の極々僅かです。でも、同じような活動をしてくれる
仲間が増えればほんの僅かでも救われる被災者もいらっしゃいます。
だからこそ自分としては支援者と被災者が直接コンタクトを取り、必要なものを
必要な所へというolive-leafsさんの言葉に共感し、そのお手伝いをさせて戴きました。
結論から言えば、行って良かったです。
現地の実態を知り、生の声を聞くことで次回の参考になります。
行政や有力な団体がやらない支援、出来ない支援をこれから考えますが、
要は現地のニーズを把握することが肝心です。
今後も出来る限りのことはやって行くつもりですので、何卒宜しくお願いします。
長々と書きましたが、ご報告まで。
四日市運送㈱
樋口